今年2月から4月にかけて、FGCC Brass-Top Teleのリフレット&コントロール変更を実施しました。実施から随分時間が経ってしまいましたが、備忘のためエントリしておきます。
所有しているギターを取っ替え引っ替え弾き比べて、「指板ラディアス緩め(フラットめ)」「フレット太め高め」が好みということがわかってきたので、フレットが減ってきたFGCC Brass-Top Teleのリフレット&指板ラディアス変更を検討。
Aria Pro II TA-55、b3 SL-Kは指板ラディアス12インチなのですが、フェンダーらしさを残すなら9.5インチが定番のようで、さらに、9.5インチ〜12インチのコンパウンドラディアス(1フレット側から最終フレット側に向けて徐々にラディアスを変える)という手法もあると知り、これは実際に弾いてみたいなー、ということで、同仕様にモディファイされたストラトキャスターを在庫していたAddictone Custom Guitarsを訪問。コンパウンドラディアス、9.5インチ、10インチといろいろ試奏させていただきました。
フレットサイズも、本命のJescar #55090のほか、少し細めのタイプもあり、とても参考になりました。
Brass-Top Teleは、トラディショナルな7.25インチではなく9.5インチで、現状の指板Rでも弾きづらさを感じているわけでもなかったので、指板R変更はせずにリフレットだけに留めておくことに。
フレットの材質で、ステンレスも気になっていたのですが、相談の上、今回は一般的なニッケルシルバーに。サイズは、b3 SL-Kと同じ#55090にしました。
ナットも、ブラスナットがついていましたが一般的な牛骨ナットに変更。
リフレットだけであれば、いつもお世話になっている工房のほうが費用をだいぶ抑えられるのですが、今回はコンパウンドラディアスの試奏をさせていただいたこと、そして何より、「Addictoneのセットアップ」を体験しておきたかったことから、Addictoneにてリフレット&セットアップをしていただくことに。
預けるにあたって、コントロールをノーマル(1 Vol. / 1 Tone / 3 way セレクタ)に戻す作業も依頼しました。
「フロント/リアのピックアップVol.に差をつけておき、ピックアップセレクタのみでクリーン/歪みを切替え」のために2軸2連POT.による2 Vol. / 2 Tone仕様にしていましたが、その奏法は今後b3 SL-Kに委ねるであろうこと。2軸2連POT.のうち片方の挙動が怪しくなってきたこと。ピックアップセレクタも、シリーズを追加した4 Wayにしていましたが、そのシリーズの音色が今ひとつパッとしないこと。
Addictoneとしてもオススメはノーマルコントロールとのことで、せっかくなのでオススメ仕様でセットアップしていただくことにしました。
2ヵ月ほどで作業完了。まず、リアピックアップの音がすごく好みな感じになっていて、驚きました。ナットがブラスから牛骨に変わったことも影響しているかもしれません。全体的にバランスが良く、好みのサイズのフレットを打ったこともあってか、とても弾きやすくなりました。Addictoneのセットアップ、さすがです。思い切って依頼して良かったです。
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