大津美紀さんの弾き語りライブ「ねこかたり」を聴きに、南青山MANDALAへ足を運びました。
「Elemand-MU プレゼンツ Tokyo新感覚派レディースナイト３」という企画ライブで、大津美紀さんの出番は21:05くらいから。この日は早上がりできない仕事が入っていたのですが、その時間なら間に合いそうなので、思い切って予約を入れました。（サンプルCDプレゼントという、魅力的な予約特典があったのです！）
どうにか仕事を片付けて、20:45頃、会場に到着。ステージから遠い、一番奥の席に案内されたのですが、前の出演者の出番が終わって前方の席が少し空いたので、前に行きたいと要望。最前列、ピアノ前の席に座ることができました。歌っている横顔と鍵盤上の手元と両方が見え、さらにパーカッションも全体が見えるという特等席です。
ほぼ定刻に、美紀さんのステージがスタート。1曲目はピアノ弾き語りで、2曲目「僕らの誓い-in the dead of night-」からゲストの関口源八さんが加わって、生ピアノ&パーカッションのデュオ編成。
引き込まれました。
美紀さんは、芯のある透き通った声で、ときに高らかに、ときにささやくように、言葉を紡いでゆきます。楽譜集を制作中の岡崎律子さんの楽曲から3曲。アイドルマスターへの最新提供曲「仲良しでいようね♥」。リズミカルな曲では、オーディエンスの手拍子も加えて賑やかに。楽しく、切なく、心温まるライブでした。アンコール1曲目の「Baptism」も、強く印象に残りました。
そして、アンコールの2曲目、最後の曲として「君のポケットの中」を歌ってくださいました。ここ1ヵ月ほどこの歌と向き合ってきたので、感無量です。後半にアクシデントもあったのですが、それが生み出す“間”にも心を揺さぶられました。そこからのリカバリも含めて、ライブで聴くことができて嬉しかったです。
アレンジが、YouTubeに上がっているエレピ弾き語り版と、かなり異なるのも興味深かったです。
終演後、オーディエンスを交えた記念写真撮影でステージに上がる機会があり、譜面台にそのまま残されていたコード譜を見ることができました。どのコードを使うか迷った箇所を中心にチェックしたのですが、それ以外の箇所もかなりコードが違っていて、とても勉強になりました。感謝します。
パーカッションの源八さんも素晴らしかったです。カホンのブラシプレイ、右手シェーカー／左手ジャンベのコンビネーション、カスタネットのフィルイン……静かな曲ではそっと寄り添い、ここぞというところでスッと入ってくる、ツボを押さえたプレイが印象的でした。
何だか、現実なのだけれど夢の中のような、不思議な夜でした。行くことができて良かったです。
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