深町純ピアノパーティ@恵比寿アートカフェ1107 4/28

順番が前後しますが、流れで、ダブルヘッダの夜の部のレポートを先に。

毎月恒例、アートカフェでのピアノパーティも、今回を含めあと2回。意識してか無意識にか、深町さんのピアノにも力が入ることが多かったように思います。

お題拝借では、いつも即興で歌っているというお客さんとの共演がありました。このパーティでは、こういうことが当たり前のように起こるのが楽しい。

この日、一番印象に残ったのは深町さんの弾き語り。深町さんが歌うのを初めて聴きました。生まれたこと。生きていること。出会い。別離。縁。生命。愛。さまざまな想いを呼び起こす、深みのある歌声でした。「音楽を聴いて涙を流すのは本人の能力であり、または音楽そのものにそういう力があるだけであり、我々演奏家は、その音楽を忠実に再現するだけだ」というMCがありましたが、“良い音楽を忠実に再現する能力”は、万人が持っているものではなく。「誕生日」を歌う深町さんには、強い暖かい力を感じました。これを聴くことが出来て良かった。ダブルヘッダ強行の甲斐がありました。

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