初ライブを終えて(その1)

先日6月27日に、初めてライブステージで自作曲を歌ったわけですが、そのときのことを。色々な切り口で書きたいことがいっぱいあるので、何回かに分けて書きます。

見ず知らずのお客さんの前で自作曲を歌った経験といえば、親友の結婚披露宴で2回だけ。ライブハウスのステージで歌った経験といえば、CHAKI CHAKI HOUSEライブで「ピーナッツバターが好き」の相方を務めた一回きり。しかもそのときはステージ上で自分の歌ってる声が全然聴こえなくて散々たる結果に終わり、歌うことに対してそれなりに持っていた自負は粉々に砕けてしまいました。もうトラウマといっていいくらい。

でもそのときのステージで、今回の火付け役である伊藤チャキさんと知り合ったわけで、人生どう転がるかホントわからないものです。

また、当時は音楽から離れた生活をしており、カラオケすらほとんど歌っていない状況でしたが、ステージでの駄目っぷりに「これじゃイカン!」と、休日のカラオケ通いを始めて。自分の声がいかに出なくなっていたかを認識し、毎週のように通ってリハビリをしていたのも奏功しました。最初は「いつかCHAKI CHAKI HOUSEでリベンジするんだ!」という気持ちだけで、「デュエット曲を書いてちゃーちゃんと!」なんていってはいたもののそれは簡単なことではなく、自作曲をライブで歌う機会がこんなに早く来るとは思っていませんでした。

最初に話が持ち上がったのは、5月連休明けくらいでした。そのときは具体的な日にちは決まっておらず、6月か7月に、というくらいの話でした。でもこのときに「遠くない将来に自作を歌う機会が来る!」という意識で準備を始めていなければ、4曲も歌うことはできなかったでしょう。なんせ、我が愛器JV-1000は鍵盤のウェイトが溶け落ちて使い物にならなくなっていたのですから。

新しい機材に慣れる時間はないので、中古でJV-1000を探して購入したのが5月15日。5月は風邪をひいたり海外出張したりで具体的な準備はできなかったのですが、この2代目JV-1000がなければ『元気にしてるかい?』を演ることはできませんでした。他の3曲は過去に大体のオケを作ってあったんですが、この曲だけは全然まとめられておらず、6月4日に具体的な打診があってから突貫工事で仮オケを作り、6月7日にデモMDをチャキさんに渡すという滑りこみの展開だったのです。

日程的にはかなり厳しかったんですが、ここで押し込んだおかげで、この歌を素晴らしいアレンジで形にすることができました。頑張った甲斐がありました。

結局、やる気次第なんだと。頑張ってやれば、ちゃぁんとご褒美がもらえるんだと。

今回はありえないくらい恵まれた環境でしたが、いくつもの分岐点を越えてきた上で実現したことであり。この道を辿って来ることができた自分が大好きです。これからも迷わず進むさ。

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