本家にリスペクトを

若干、炎上しそう/反感を生みそうな気もしますが、ギターの話です。

自分は、Fender Japanのギターを3本持っています。ストラトキャスター が1本、テレキャスターが2本。(テレキャスターのうち1本は、全面がBrassプレートで加飾されているため、Fenderロゴは見えないですが。)

ストラトキャスター 、テレキャスターを名乗ることができるのはFender / Squierのみで、ヘッドストックの形状も商標登録されていると承知しています。

以前から、国内外さまざまなブランドが、ストラトキャスター やテレキャスターのコピーモデル、発展系モデルを製造販売しています。

発展系モデルでは、本家Fenderのギターに物足りない点を補ったり、新たな機能を追加したり、独自色があります。そういったギターは、だいたい、Fenderとは違うヘッドストック形状にしている印象です。Suhr、Sadowsky、James Tyler、などなど。

一方、「Fenderのヴィンテージギターの、ルックスや音の再現」を追求しているメーカ/モデルは、ヘッドストック形状もFenderと同じ、という場合が多いように思います。

これは、「それを望む消費者がいるから」ということになるのだと思いますが……

Fender社が、模倣品が出回ることを嫌って商標登録したと思われるからには、「ヘッドストック形状までコピーした他社製品は買わない」というのが、本家本元をリスペクトした消費行動だと、私は考えます。

また、発展系モデルであっても、「ストラトキャスタータイプ」「STモデル」「テレキャスタータイプ」「TLモデル」と呼ぶのが、本家に対する礼儀だと思います。

オリジナルに敬意を払う気持ち、大事だと思うんですよねー。

一方、既に、ギターのタイプを呼び表すための一般名称にもなっていると思うので、例えばセッションにいったお店のハウスギターとして「ストラトキャスタータイプ」「テレキャスタータイプ」「レスポールタイプ」の3本が用意されていて、「ギターどれにする?」と訊かれたときに「じゃぁ、ストラトで」と答えずに「ストラトタイプで」と返すのは、それはそれで、適切ではないとも思います。

言葉狩りがしたいわけではなく、ただただ「本家にリスペクトを」という、それだけの話です。

(noteの投稿を移設。公開日はnoteに投稿した日時です。)

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