SMALL-FIELDライブでギターを弾いてくれたTSUYOSHIさん率いるユニット『SoLiD CoLoR』の初ライブが、渋谷KABUTOであり、行ってきました。ちと辛口なレポートです。
事前にTsuyoshi-Net.TVでストリーミング音源を聴いており、「これはライブで聴いてみないと評価できないな」と感じていたので、仕事的にはかなりキツい時期だったんですが、どうにか抜け出して駆けつけました。
事前の音源では、『Self Deceit』がストレートで（overture終わりのデジタル的ぶつ切りカッティングを除いて）好感を持ちましたが、全体的には淡々としていて盛り上がりに欠ける印象。ベースは随所に美味しいフレーズがあり小野好みでしたが、Crazy-Tのギターは遠慮してるというか、かしこまっているというか。「これはアレンジはセキタさんで、TSUYOSHIサンはプレイヤーに徹してるな」と感じました。『Hazy World』とか、雰囲気はいいのに、ギターソロやアウトロへ落とすところで詰めの甘さがあり興をそがれてしまったりとか。でもこのあたりは、ライブではドライブ感で解消してくれるかもしれないな、と期待しつつ。
が、実際のライブでも、『Merry-Go-Round』とか良かった印象がありますが、全体的に音源で感じた印象を払拭するものではありませんでした。淡々と進んで、緊迫感やサプライズは残念ながら感じられなかったです。ベースは生音だとさらに美味しくて堪能しましたが、TSUYOSHIさんの持ち味はあまり発揮されていなかったように思います。うまいのは、弾けるのはわかってる！でも、それだけじゃないだろう？！
終演後、生意気と思いつつも、CHAKIさんのアドバイスもあり率直な意見をぶつけさせてもらいました。WASHIRAの『遊牧民』のアレンジが好きな自分としては、アレンジでも遠慮せずにもっと存在感を出して欲しい、と。
このプロジェクトでアタマをとってるのは、TSUYOSHIさんなのかセキタさんなのか。次のライブ、次の音源でどのような変化が見られるか、それとも変わらないのか。何はともあれ、次に期待です。
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