ピアノ:深町純さん、パーカッション:佐藤正治さんに、元バービーボーイズのヴォーカル/ソプラノサックス:KONTAさんを迎えてのトリオ「僕らのしぜんの冒険」。前回は仕事の都合で行けなかったのですが、今回は日曜日ということで、前日に予約も済ませ、余裕を持ってFJ’sへ。
僕はこのお店のパスタにとても好感を持っており、今日はまだいただいたことのないトマトソースを……と思いきや、ライブのときは限定メニューとなりパスタは1種類とのこと。とはいえ、それが好物のジェノベーゼなら問題なし。
パスタに加えて、“オーナーお勧め”ロメインレタスのシーザーズサラダをオーダー。僕はサラダの中でシーザーズが一番好きで、行く先々でオーダーするのですが、FJ’sのシーザーズサラダは見た目のインパクトがすごい! 葉っぱの形のままドドン! と出てきます。シーザードレッシングのかかったそれを、ステーキのようにナイフ&フォークで切り分けながらいただきます。ザクザクシャキシャキの食感が素敵です。定番オーダーになる予感。
ステージは、トリオでの即興で開演。その後はバッハなどのクラシック曲を中心に、様々なアプローチで「この3名ならではのステージ」を作りだしていきます。楽譜はあっても即興的な緊張感に包まれており、目が(耳が?)離せません。
3名それぞれのソロコーナーもあり、深町さんが、YAMAHAのアナログシンセサイザーCS01でフォーレの「夢のあとで」を。KONTAさんが、ソプラノサックスでドビュッシーの「パンの笛」を。続いての佐藤マサさんのソロは、竹笛を吹きながら客席通路まで出てくるパフォーマンス。そこへKONTAさんの笛、深町さんのキーボードが被さり、トリオでの演奏へ。
全体を通して、KONTAさんのパフォーマンスが際立っていました。ソプラノサックス、ヴォーカルにとどまらず、リコーダーなどの笛に、詩の朗読も。演奏も、声も、存在感たっぷりで強く印象に残りました。
もちろん、深町さん・マサさんの演奏も素晴らしく、トリオが作り出す世界に引き込まれました。是非、これからもこのトリオでのライブを続けてほしい、そう思わせてくれる刺激に満ちたステージでした。
「クラシックは、美しいメロディの宝庫だ」という深町さんの言葉が印象に残っています。
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