時の経つのは速いもので……もう6月になってしまいましたが、5月の濃密ライブ通いの感想、第2弾です。5月19日、ピアノ & ギターのデュオを聴きにin Fへ足を運びました。贅沢な時間でした!
前々から、“Pたん”こと新澤健一郎さんのリーダライブに行ってみたいと、機会を伺っていました。仕事のスケジュールが微妙だったのですが、相方の増尾好秋さんはNY在住、日本で聴ける貴重な機会しかも前回訪問して好感を持ったin Fでのライブということで、スケジュールを調整して予約しました。増尾さんのことは妻のほうが詳しくて、背中を押してくれたのも大きかったです。妻、いつもありがとう!
in Fは二回目の訪問。予約時に「下手側希望」と伝えておいたところ、最前列センター、かぶりつきの特等席に座ることができました。
新澤さんのピアノ、増尾さんのギター。どちらも繊細で、ささやくように音を紡いでいきます。
お二人とも、ソロでは弾きながらメロディを口ずさんでいることも多く、その歌声まで届いてくる贅沢な距離感。堪能しました。最後の曲では、増尾さんがピアノに寄り添いながらヴォーカルも。マイク無し、生の歌声ですが、しっとり柔らかく場を満たしていきました。素敵でした。
増尾さんのギターはPensa Suhr。ソリッドギターですが、ナチュラルで箱ギターを思わせる音色でした。繊細なピッキング、軽やかなコードワーク。引き込まれました。
増尾さんは、震災チャリティー曲「One Word」のダウンロード販売を行なっており、この日はダウンロードID & パスワードを印刷したチケットを販売していました。面白い試みです。
MP3版が300円、ロスレス版が600円。ダウンロードではなくCD-Rに焼いたものもあり、そちらは680円。CDが一番人気でしたが、自分はダウンロードを試してみたかったのでロスレス版を購入。チケットにサインしていただきました。手書き譜面のPDFもダウンロードできます。2012年7月5日までのようですので、興味を持たれたならお早めに!
新澤さんのHQCD「PIANO WORKS」も購入しました。インターネット上で試聴してすぐに気に入ったのですが、できればライブ会場でご本人から購入したいと思い、通販には手を出さず機を伺っていて、ようやく入手することができました。ブックレットにサインしていただきました。
初めてこの店に足を運んだときに、マスターが「いかにピアニッシモを聴かせるか」とおっしゃっていたのですが、この日もそれを感じることのできる、ダイナミクスに満ちた空間でした。爆音Rockも好物ですが、こういった世界も自分にとって必要不可欠だと実感できた夜でした。
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