昨年暮れ、まだ、COVID-19が問題になっていなかった頃。
主にインフルエンザ対策として、職場にジアイーノが導入されました。
その際に公式サイトに一通り目を通して、「皆が帰った後も、稼働させましょう」と提案し、そのように運用しています。
公式サイトの解説によれば、ドアノブや家具、カーテンなどにも付着している「付着ウイルス」を「約12時間後に99%以上の抑制性能を実証。」とのこと。
従業員が居なくなった時間帯にも稼働させ続けたほうが効果が高いと判断しました。
ジアイーノは、次亜塩素酸水を空間に噴霧するのではなく、揮発による薄い成分が空間を満たすことで、付着ウイルスに作用すると理解しています。
それには12時間程度の長い時間が必要で、人の出入りがある昼間は、付着ウイルスに対する効果は見込めないのでは、と考えました。
では、昼間は稼働させないかというと、そんなことはなく。
ジアイーノは「次亜塩素酸で空気を洗う」がキャッチコピーで、吸引した空気を次亜塩素酸水に浸したフィルタに通すことで、菌やウイルスを除去したクリーンな空気を部屋に満たす、のが主機能です。
昼間は「空気を洗う」、夜間は「揮発成分を空間に満たす」という異なる効果を期待して、ほぼ24時間、稼働させっ放しにしています。
なお、ジアイーノは肯定的に捉えていますが、「次亜塩素酸水を空間に噴霧すること」には反対です。
まず、ウイルスに対して即効性のある濃度で噴霧されたものを人が吸い込んだ場合の安全性は、まだ、確認されていないと承知しています。健康被害が懸念されます。
また、次亜塩素酸水は生成後の保管状態が悪いと効果が落ちるようなので、容器に詰めて流通させ、それをさらに加湿器などに入れて噴霧するとなったら、噴霧時の濃度が担保できないと思われます。
効果の無い濃度で噴霧するのなら人体にも無害と推測されますが、「対策したつもり」になって、本来すべき警戒を緩めてしまう恐れがあるので、不適切と思います。
ジアイーノは、内部で生成した次亜塩素酸水を使うので、その点の心配もありません。
さらに、人が居る空間では効果が打ち消される、という話もあるようです。
このまとめを読んで、「夜間に稼働させる判断は間違ってなかった!」と意を強くした次第です。
いずれにしろ、ジアイーノは主従でいえば「従」であり、「こまめな手洗い」「会話するときのマスク着用」「ドアノブ等を定期的に消毒液で清拭」等の、地道な、王道の対策を主として安全に留意しつつ、経済を回していこうと思います。
(noteの投稿を移設。公開日はnoteに投稿した日時です。)
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