Jersey Girl Homemade Guitars coota “Soda” エレキギター購入

JGHG coota Soda ギター

いつかはJersey Girl。

2021年、最大のハイライト。Jersey Girl Homemade Guitars coota “Soda”をお迎えしました。

Tsuyoshi.Oさんと2003年ごろ、セキタヒロシさんと2004年ごろに知り合って以来、Jersey Girl Homemade Guitars (JGHG) は、身近で、憧れの存在でした。HARVESTでRintyに心揺さぶられたりもしながら早幾年。山野楽器でも見かけなくなって半ば諦めていたのですが、先日、ユーズドでSodaが出ているのを見かけて、すぐに試奏にいきました。

JGHG coota Soda 全体写真カーヴドトップ。ネックだけでなくヘッドまで施されたバインディング。ヘッドストック&ボディの、ウッドインレイのパーフリング。鮮烈なバーズアイメイプルトップ。細めで、かつシッカリとした握り心地の柾目ウォルナットネック。SSHのピックアップ配列に2点支持トレモロ。絶妙な位置に配されたVolノブ&PUセレクタ。

仕様・外観・音・演奏性、すべて申し分なく、即決して連れて帰りました。

外観では、まず、ウッドマテリアル。ボディトップは名前の通り、ソーダ水の泡がハジけるようなバーズアイメイプル。木製のピックガードやピックアップカバーもバーズアイですがこちらはナチュラルカラーで、メイプルの煌めきを堪能できます。ボディバックはすっきりした杢目のホンジュラスマホガニーです。

JGHG coota Sodaヘッド背面写真ネックは端正な柾目のウォルナット。とても綺麗でお気に入りです。スペックシートに記載はありませんが、センターにフレイムメイプルを挟んでいます。

指板はカリン。JGHGでは定番で、Tsuyoshi.OさんのAudry T2でも採用されています。複雑な表情をみせる独特な杢目です。それもあって指板上のポジションマーク(インレイ)が目立たず、自分は弾くときに指板をかなり見ているため「迷子になるかなー」と少し心配しましたが、数日で慣れました。

そして、JGHGといえばウッドインレイ。近年のJGHGは、ウッドマテリアルの表情を前面に出してインレイを控えめにする傾向があるように思いますが、Sodaは2014年製ということもあってか、ヘッドストック&ボディのパーフリングに加えてアームレストにもインレイが入っており、ウッドインレイ欲を満たしてくれます。

ボディ・指板・ヘッドストックにバインディングが施されているのも嬉しいところです。

JGHG coota Soda ボディのアップ写真

音・演奏性について、3基のピックアップはそれぞれ音色がハッキリとしており、フロント、センターのシングルコイルとリアのハムバッカーとのバランスが良好です。ポジション2(センター&リアのmix)ではリアのハムバッカーがコイルタップする仕様のようです。

コントロール配置も気に入っています。ブリッジあたりに置いた右手からスムーズにアクセスできるところに、ピックアップセレクタおよびVol.ノブが配されています。

JGHG coota Soda Vol. & PUセレクタ配置

私は5wayレバースイッチが不得手で、特にポジション2〜4に入れるのが苦手なのですが、Sodaは狙ったポジションに入れやすいです。Vol.ノブも、近過ぎず遠過ぎず、高さが低いためPUセレクタへのアクセスを邪魔しない、絶妙なバランスです。

ナット幅や指板Rは公開されていませんが、実測したところナット幅42.3mm、指板Rは10″ – 12″ のコンパウンドラディアスでした。手に馴染むプロファイルです。フレットは実測で幅2.5mm程度、高さ1.3mm程度、三晃製作所SBB-214Hでしょうか。太め高めのフレットが好みな自分に合っており、弾きやすいです。

小振りなボディですが、生音も綺麗によく鳴ります。エレキギターはアンプを鳴らしたときの出音が「そのギターの音」と承知しつつも、良いギターは大抵、生音も良いように思います。自宅ではアンプを大音量で鳴らせないこともあり、ちょっと爪弾くときはプラグインせずそのまま弾くことも多いです。

「いつかはJersey Girl」。そう願いながら、長いこと封印していた憧れが、突如、現実になりました。とても嬉しいです。これまでのどのギターとも異なる、唯一無二の存在感です。じっくり向き合い、ガシガシ弾きたいと思います。

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