MASSAの太田さんのヴァイオリンをもっと聴いてみたくて、ヴァイオリン/ウード/タブラのトリオ「アラビンディア」のライブにいってきました。
in Fは、ライブスペースとしては珍しい終日禁煙のお店で、ジャズとおでんと新潟の地酒、という異文化コラボレーション空間。壁一面を覆う文庫本、ピアノとウッドベース、サッカー選手のポスターと無数のカエルグッズ。なんともいえぬ味があります。席数は20ほどで、開演時間にはほぼ満席となりました。予約しておいて正解でした。
ステージは2部構成。1部では、PAバランス的にウードが若干弱いかな、と感じましたが、「PAはついつい上げる方向になりがちだが、基本はいかにピアニッシモを聴かせるか。」というマスターの言葉に納得。2部の後半には、物足りなさを感じることもなくなっていました。大音量のRockとは異なる楽しみ方。「私の人生に起こったすべてのこと」という曲では、タイトル通りの深みのある調べに、オーディエンスは皆、それぞれの内面と向き合っていたかのようでした。
タブラというパーカッションをちゃんと聴くのは初めてだったのですが、多彩な音色・動きに見入ってしまいました。皮を押し込むように左手を前後に動かして響きを変化させる奏法は、スクラッチを連想しました。
MCも、肩の力が抜けた軽妙なノリで、お店の雰囲気ともあいまって、アットホームなリラックスした時間を過ごすことができました。
コメント
『arabindia』という名前を聞いて
「あっ!」とCDケースのここだっ!って場所を探したら・・・。
今聞いてます、彼らの演奏。
地元の友人が彼らを大好きで、鴨川の『イワシクラ』でライブがあると聞いては足を運んでいました。
その頃の私は子育てと毎日の生活に追われていて、
地元に帰る事も、ましてやライブに行くなんて心のゆとりは全くありませんでした。
今、ようやく心からいろんな事を楽しめるように、なりつつある。
そんな感じです。
『arabindia』偶然だけど、本当に嬉しい幸せな偶然。
>> みおのさん
アラビンディア、ご存知でしたか! いろいろなところで繋がりますね。ほんと不思議です。
西洋の音階に収まらない民族音楽の調べに身を委ねると、いつもとは違った時間が流れているような、そんな感じがします。