ねこかたり~第四十二夜~@恵比寿天窓.switch 8/13

大津美紀さんの弾き語りライブ「ねこかたり」、第四十二夜は恵比寿天窓.switchでした。今回もしんみりと沁みるライブでした。

この日は「essence.」と名付けられた企画で、小川恭平さんのオープニングアクトでスタート。詞/曲ともなかなか自分好みでした。Ovationを入手してエレアコ弾き語りを勉強中なので、いろいろと参考になりました。

続いてヴォーカル&ピアノデュオのorgans cafe。エレアコ/アップライトベース/ドラムスのサポートが入ってバンド編成で、こちらも楽しみつついろいろと勉強になりました。コーラスワークが良い感じでした。

そしていよいよ大津美紀さんが登場。マイクの角度がしっくりこないようで、しばしセッティング。ムムムム〜となっているところもなんだかキュートです。

今回はチェロとの競演ですが、まずはピアノ弾き語りにて2曲。2曲目の「僕らの誓い-in the dead of night-」は、ライブで聴くのは3回目、CDでも何度も聴いていますが、大サビが、今までで一番ストレートに届いてきました。

3曲目からはチェロの谷口楽典(たにぐちよしのり)さんが加わります。ピエゾではなく、マイクを立ててエアで集音していました。

インストゥルメンタルバージョンの「生まれたばかりの子ねこを抱きしめるように」、深く静かに響くチェロの音色が印象的でした。ハーモニクス奏法もあったかと思います。

恵比寿天窓.switchには初めて足を運んだのですが、照明がとても良かったです。「All colors in the light」では、曲に合わせて七色のグラフィックを。続く「meteor-流星ノウタ-」では、ミラーボールで青い星々を天井に映し出す演出。大津美紀さんが紡ぎ出す世界を引き立てていました。

アンコール1曲目の「Baptism」は、自分のそのときの心境によってさまざまな印象を持つようで、この日は柔らかな希望を感じました。

途中のMCはマイペースで和やかな雰囲気で、谷口さんのトークも面白かったです。MCと歌とのギャップも、ねこかたりの魅力のひとつです。ときに楽しく、ときにしっとりとした時間は、瞬く間に過ぎてゆきました。

終演後、なんだかフワフワと夢心地で、そのまま帰るのが名残惜しく感じて。ねこかたりでよくお見かけするかたに思い切って声を掛け、しばし歓談してから帰路に着きました。突然のアプローチにお付き合いいただいたお二方、改めて、ありがとうございました!

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