2012年6月のライブ感想

感想を書くタイミングを逃しているうちに2ヵ月以上経ってしまい、完全に旬を逃してしまったのですが、どれもログを残しておきたい素晴らしいライブだったので、意を決してエントリします。6月上旬のライブ3連発の感想です。

6/3 Funky Rock Special Session”武装成金”@音楽室DX

ひとつ目は、武装成金。強烈でした！ベースが石川俊介さんで前から気になっており、ようやくタイミングが合って観戦することができました。

松尾ひろよしさん、大内タカシさんのツインギターが繰り出すファンキーなカッティング、メロウなリード。

キーボードの大久保治信さんはアグレッシブなステージングで、鍵盤に刀を突き刺したり、黒鍵側から演奏するパフォーマンスも。

ドラムスの村上広樹さんは、なんといっても体格の素晴らしさが印象的ですが、繰り出す音は丁寧で、技巧派という印象を持ちました。

そしてベースの石川さん。渋谷Last Waltzではほとんど2フィンガーでしたが、こちらではスラップもタップリ聴くことができました。アンコールのラストでは、客席まで降りてきてのスラッピング・ショウも。

耳と身体は音に委ねつつ、目はどうしても石川さんの手元を見てしまいます。左手の運指、スラップの右手、グリッサンド。飽きることなく見続けていました。石川さんは、5弦にも関わらず2フィンガーの際に親指をフェンスの上に残したまま。右手のフォームをどうするか、ちょっと気持ちが揺れています。

MCで「大人げない」（ソロ回しでは皆が弾きまくって、クールダウンするヤツが居ない）という話があり、曲によってはまさしくそんな感じでしたが、Rock系のセッションだと“大人”のほうが少ないと思います。ビートルズのエリナー・リグビーが特に印象に残りました。程よくウェットで、でも湿っぽくなり過ぎない感じ。

最前列センターで、濃密な音をがっつり堪能しました。終演後、しばし放心……。

秋までしばらくライブが無いようなのですが、再開したらまた行きたいです。楽しかったです！

6/6 DOUBLE TROUBLE＠原宿クロコダイル

ふたつ目は、DOUBLE TROUBLE。“桃色男爵”のベーシスト、“まさにゃん”こと山田正人さんが参加するバンドです。「ブルースハードロック」ということで自分が普段ライブハウスで聴いている好みのゾーンではないかと思い、足を運びました。期待通り（期待以上？！）、めっちゃ良かったです！ギターボーカルの吉越 “Bunzo” 文隆さんのむせび泣く歌声とギター。ギターボーカルのRockの魅力を堪能しました。

メンバー皆さんがサングラスをしており、開演前は近づきがたい雰囲気でしたが、MCはゆる〜くアットホームな感じで、サービス精神旺盛。電子ドラムのハプニングもあり、親しみやすかったです。

山田さんは、ストラップ長めで、親指弾きとツーフィンガー半々。要所のスラップがフリースタイルだったのが印象的でした。かぶりつきで、キャビネット直のゴリッと骨太な低音を浴びて大満足。

Bunzoさんのストラップが、蛇の頭付きのレザーストラップで目を惹きました。ZZYというブランドでレザークラフトも手がけられており、納得です。

次回は9月26日。前後の日曜日が、どちらも田村ゆかりさんのツアーで、その間隙を突いてのライブです。といっても、自分は、前後のゆかりんツアーには参戦できそうにないですが……。

ライブ会場限定販売のCDを買い損ねてしまったので、次回は忘れずに入手しようと思います。

6/9 『nomatsuyo★69セッション』@音楽室DX

みっつ目は、音楽室DXで『nomatsuyo★69セッション』。Rockの日に、“横チャン” & Tauyoshi.Oのツインギターで爆音Rock show! このお二方が主催するセッションに参加したことで音楽的なつながりがとても広がったのですが、このところ一緒にプレイする姿を見ることが無かったので、久し振りの競演を存分に堪能しました。