機材拡充:ミニペダルいろいろ

HOTONE Kompの導入により、中国製の安価なエフェクタに対する抵抗感が無くなったため、次から次へとミニペダルを購入しています。

ミニペダルは、省スペースというだけでなく、通常サイズのペダルに比べて重量が軽いことが、大きなメリットだと思っています。

スリムタイプのミニペダルの場合、ペダル同士があまりに近い位置にあると、スイッチの踏み間違いを招きます。そのため、(常時ONで掛けっ放しのエフェクト以外は)相応の間隔を空けて並べることになりますが、それであっても、通常サイズのペダルで構築するよりもボードを軽くできるのは、電車移動組にはありがたいことです。

では早速、ここ最近に入手したミニペダル4機種を、一挙ご紹介します。


Donner MORPHER ディストーション

メーカサイト:Donner MORPHER

MORPHER写真

中国製ペダルへの偏見・抵抗感を取り払うきっかけとなったペダルです。

実勢価格3,100円程度の安価なペダルですが、私の好きなプロギタリスト複数名がFacebookで絶賛しており、レコーディングにも使用したとのことで、「中国製の安価なミニペダルでも、プロ品質の音として使えるんだ」と、蒙を啓かれました。

そんな折り、そのMORPHERが、Amazonのタイムセールに出品されました。ただでさえ安価なところから、さらに20%オフになるということで、後先を考えずに発注しました。

実際に鳴らしてみた印象は、「適度なエッヂがあるが刺々しいところはなく、密度が濃くて滑らかな歪み」といった感じです。「Natural」「Tight」「Classic」の3モードがあり、どのモードも美味しい音ですが、シングルコイルPUにはTightモードが、ハムバッカーPUには、「Natural」「Classic」が、より合うように感じました。3モードとも、GAIN上げ目のしっかり歪ませた音が私は好みです。

(2017年6月15日追記)
単体では良い感じの音ですが、では自分のボードに入れて使うか? となると出番が無さそうだったので、リセールヴァリューのあるうちに機材整理(売却)しました。短い期間でしたが、経験値アップに有用だったと思っています。


Xvive V8 CHORUS VIBRATO コーラス/ヴィブラート

メーカサイト:Xvive V8 CHORUS VIBRATO

CHORUS VIBRATO写真

MIKU STOMP活用のために購入したペダルです。かなりクセの強いエフェクタです。

当初、MIKU STOMPは、ZOOM G3のHPS(インテリジェント・ピッチシフター/ハーモナイザ)を利用して2声コーラスで使うつもりでいたのですが、BOSSのPS-6 Harmonistという製品が3声ハーモニーに対応していると知り、俄然、PS-6を使いたくなりました。

MIKU STOMPは、そのままだとちょっと音に刺々しいところがあります。それを自然に馴染ませるのに、コーラス&リヴァーブが有効であることは、ZOOM G3で音作りをしていた際に把握済みでした。

PS-6を入手する前提で、ミニサイズのコーラスペダルを入手すべく情報収集。YouTubeのデモ音源を聴いて良さそうだったこと、Yahoo! ショッピングで購入できることから、このV8を選択しました。Yahoo! の期間固定ポイントが、失効間近だったんです。

実際に鳴らしてみた印象は、「エフェクトの効きかたが、エグい」。「depth」ノブを100%にすると、「揺らぎ」というよりも「音痴」というくらい、強烈にエフェクトが掛かります。

正直なところ、想像・期待していたのとはちょっと違う効きかたでしたが、「MIKU STOMPと組み合わせる際に良い感じの効果を得られるセッティング」を見つけることができたので、とりあえず残留。最終的には、本採用となりました。


Donner TUTTI LOVE コーラス

メーカサイト:Donner TUTTI LOVE

TUTTI LOVE写真

Amazonの罠に嵌って衝動買いしたペダルです。でも、買って良かったと思っています。

コーラスペダル検討時、このペダルも当然、念頭にはありました。しかし、Donnerのペダルは、Amazonで買うのが一番安いのです。しかもときどき、タイムセール対象商品になるのです。「Donnerのペダルは、Amazonタイムセールで買う」と心に決めているため、Yahoo! の期間固定ポイントを消化したい、という状況では、選考から除外されていました。

ところが、Xvive V8が届いた翌日のこと。Amazonタイムセールに、TUTTI LOVEが出品されたのです。なんてこった!

前日にサウンドチェックしたXvive V8の音色にかなりクセがあり、他の機種も試してみたいと思っていたこともあって、MORPHER同様、後先考えずに発注しました。

実際に鳴らしてみた印象は、Xvive V8に比べて「素直で、綺麗に鳴ってくれる優等生」。各ノブがどの位置にあっても、破綻せずにクリアなコーラスサウンドを奏でてくれます。こちらを先に入手していたら、MIKU STOMPと組み合わせていたと思います。

しかし、Xvive V8は、クセが強いながらもMIKU STOMPとの組合せに於いては充分に使えること、さらに、既に塗装剥げが発生していてリセールヴァリューが下がってしまっていることから、MIKU STOMPの相方には、Xvive V8を採用することにしました。TUTTI LOVEは、相手を選ばず汎用的に使えそうなので、別の出番があると思います。

両機種のサウンド比較動画をYouTube「SMALL-FIELDチャンネル」で公開しています。


MOOER ShimVerb リヴァーブ

メーカサイト:MOOER ShimVerb

ShimVerb写真

Room / Spring /Shimmerの3モードを搭載したリヴァーブペダルです。

MIKU STOMP活用のためのコーラスを入手し、PS-6 Harmonistも中古で手に入れることができたので、残るはリヴァーブです。

ちょうど同時期に、Facebookで参加している「Effectboardグループ」で、shimmer reverbというものを知りました。YouTubeでめぼしい機種のデモ動画を視聴し、透き通るような澄み渡るような、煌めく音色に魅了されました。

shimmerモード搭載のリヴァーブを検索してみたら……あるではないですか、私の好きな、ミニサイズのペダルが! お値段もお手頃で、Yahoo! の期間固定ポイントを消化したいタイミングでもあったので、即、発注しました。

実際に鳴らしてみた印象ですが、Shimmerモードは、他メーカの機種に比べると、控えめなように感じます。他機種の実機を鳴らしたことがないので推測の域を出ませんが、「限りなく透き通った煌めき」というほどの幻想的な響きまでは行かない感じです。

それでも充分、魅力的な音です。MIKU STOMPとの組合せでは、Roomモードを深めに掛ける感じで、Shimmerモードは使用しないのですが、MIKU STOMPをOFFにしてShimmerモードを活用するボード構成も模索しようと思っています。

なお、Roomモードは、部屋鳴りだけでなく、深めに掛けるとホールリヴァーブになります。さまざまな残響音をササッと作ることができる、扱いやすいペダルだと思います。

(2017年5月5日追加:リハーサルスタジオで、Shimmerモードのサウンドサンプル動画を撮ってきました。短い動画ですので、是非ご覧ください。)


……といった感じで、すっかりミニペダルの虜になっています。これからもどんどん増えていく予感がします。

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